※かがやきパソコンスクールが発行しているメールマガジンのバックナンバーです。

(かがやき ニュース(No.234) 2007/06/01より)
今回の「かがやきの思い入れ」は、「手話の多様化」と題して、手話の学び方のひとつを考えてみたいと思います。
手話のこれまでは、音の聞えない「聾唖(ろうあ)者」(以下「ろう者」といいます)が意思疎通するための言語として、聞えない人たちや聞えない人と共に歩む人たちの間で学ばれてきていました。従いまして「手話はろう者のもの」であり、そこではろう者の生活や文化、歴史なども学びながらろう者の言語を学んでいくことが重要視されているところが今でも多く存在しています。
しかしながら、手話は音の聞えない人ばかりではなく、音を聞くことができない環境の中でも役に立つことに注目し、海中に潜るダイバーたちにも普及し始めているそうです。彼らの目的はろう者と話すことではなく、海中でお互いの意思疎通をするためですから、手話を1つの言語としてとらえて、その技法を学んでいるそうです。手話はろう者の言語であるといった旧来的な考えを持った方の中には、こうしたろう者と話す目的が無いのに手話を学ぶのはけしからんという人も居るようです。
私自身は、手話も1つの言語として趣味を広げたり教養を高めたりするために学ぶというのも、良いことだと思っております。
一生外国人と会う機会が無い人は、外国語を学んではいけないということにはならないように、言語は誰にも開かれて、学ぶ気のある人には自由に学べるものであることが大切だと考えるのです。もし日本人と会う機会の無い外国人が、自分自身の教養のために世界のどこかで日本語を学んでくれているとしたら、むしろ嬉しく思います。
私としては、これからの手話は、誰もが気楽に学ぶことのできる開かれた言語として親しまれるように多様化をさせていくことが大切なのだと考えております。それが結果として手話の普及につながり、どこでも通じる理想的な環境に近づいていくものだと思うからです。
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