※かがやきパソコンスクールが発行しているメールマガジンのバックナンバーです。

(かがやき ニュース(No.226) 2007/03/30より)
今回の「かがやきの思い入れ」は、かがやきの夢と現実についてご紹介したいと思います。
かがやきパソコンスクールが言っている「聞こえなくても安心して学べる場所」は、聴覚障害者にでなんでもかんでも優しく、至れり尽くせりということではありません。逆に厳しく言い換えれば、「聞こえないことは言い訳に出来ない場所」でもあるわけです。
もちろん、聞こえなくても情報保障さえされていれば、今日から聴者(健常者)と同じになるかというと、そうでもありませんし、いきなり聴者と同じ動きを要求するのはあまりにも浅薄な考えだといわざるを得ません。何しろ今まで聞 こえなくて情報の入ってこなかったのですから、それまでに失っていた情報の分、遅れをとっていることが当たり前の事実だと言えます。
かがやきパソコンスクールは「聞こえないことは言い訳に出来ない場所」でもあると申しましたが、その本質は「聞こえない」ことから出る不安や恐怖といったものを心配せず、のびのびと学習して力をつけてもらうところにあります。まず、安心して勉強のできる場所にあって、初めてのびのびと学習を開始することが出来るのだと思っています。いつでも変質者が入り込めるような小学校で、子供が安心してのびのびと学習することができないのと同じです。
こうしたインフラが本当の意味で社会に整備されたときには、まさに聴覚障害者は障害者では無くなることと思いますが、そんな夢のような話を待っていても始まりません。子供は日一日と育っていってしまいますし、大人は日1日と老いていき、限りある人生の時間を費やしてしまいます。
かがやきパソコンスクールは、まだまだ社会的に見れば取るに足らない微小な規模ではありますが、たった今私たちに出来ることを、たった今必要としている人に対して、ある限りの力を注いで向き合っています。
聞こえない人がいつか真に「障害者」と呼ばれなくなる日を夢見て、小さな体(規模)で汗をかきながら現場の中で闘っているのが、今のスクールの姿(現実)です。この精神は、今後とも変わりません。
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