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【かがやきの思い入れ】<第17話> スクールに通っておられる全盲のプログラマー 

※かがやきパソコンスクールが発行しているメールマガジンのバックナンバーです。
手話と字幕で放映|かがやき手話ニュース


(かがやき ニュース(No.201) 2006/09/15より)

今回は、趣向を変えて「スクールに通っておられる全盲のプログラマー」の方についてご紹介したいと思います。
 
先月からかがやきパソコンスクールに通って、あるVBAプログラムについて勉強されている全盲の方が居られます。お問い合わせをいただいた当初は、全盲のお客さまが希望されるVBAに関する指導のできるインストラクターがいないため、結果としてご要望のお応えできませんでした。その際には、メーカーや他のパソコンスクールからでもインストラクターを派遣してもらおうと八方手を尽くしたのですが、派遣となると個人の方で負担するにはかなり重い費用がかかることと、全盲のサポートできる方が居なかったことから止む無く断念したものでした。
 
ところが数日後、その全盲の方から電話があり「サポートをしてくれる人が見つかったので、スクールの場所を貸して欲しい」とのご要望。サポートの方がいらっしゃるのでしたら、「何もわざわざ私どものところへ足を運んでいただかなくても、ご自宅などで充分に学習が出来るのでは?」とご返事を差し上げたところ、「見学した時に、かがやきパソコンスクールが気に入ってしまったので、ぜひそこで学びたい」とのお答え。ありがたいことです。
 
勿論そういうことでしたら「喜んで場所はお貸ししましょうという」ことで、週に1回サポーターさんを連れ立ってお越しいただいております。
 
私たちが大切にしている合言葉のひとつに、「心を通わせれば、きっとお互いにわかりあえる」というものがあります。そのプログラマーの方曰く「ここは、暖かい人達が迎えてくれるので、ありがたい場所なんです。」私たちの日々取り組んでいる姿勢が、目の見えない方にもはっきりと見えたのでしょうか、とても嬉しく思います。
 
人間は、誰でも得手不得手があるものです。それが身体的なものでも性格的なものでも、大なり小なりあるものだと思っております。
 
そこで、それぞれが得意なところを持ち寄って、苦手なところや出来ないところをカバーしあう気持ちさえ持っていれば、なんとかなるものかと思います。「心を通い合わせる」第一歩は、相手の得意なところを認めるところからも始まることと思います。
 
目標に向かおうとする熱意から自分自身でサポーターを見つけてくる行動力のプログラマーさんと、安心して学習のできる環境を作っているかがやきパソコンスクールが、お互いの出来ることを持ち寄ったことから、また新しい心の通いが始まったことと思います。
 
次回は、「情報弱者こそ情報発信を」と題して、私がブログに取り組む理由などを紹介したいと思います。


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[2008/07/31 17:15] 聴覚障害 | TB(0) | CM(0)

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