※かがやきパソコンスクールが発行しているメールマガジンのバックナンバーです。

(かがやき ニュース(No.200) 2006/09/08より)
今回は、「障害者の世界に競争原理を」と題して、障害者の社会参加のあり方についての提言をしてみたいと思います。
私どものパソコンスクールでは、聴覚障害をお持ちの方を中心に視覚障害や肢体不自由・知的障害などをお持ちの方が勉強されています。皆さんが、それぞれに「就労」を通じて社会参加を果たそうと、身銭をきって自己投資をしながらパソコンやインターネットに対応した仕事の能力の向上に励んでいます。
それだけに真剣な方が多く、サポートする私たちも俄然熱が入ります。勿論、私どもはこの道のプロですし、こうした向上心のある方には私たちのノウハウを惜しみなく提供しています。スクールでは、「お客さまの多くが目標としているのが就職」である以上、その目標をかなえるためにお客さま一人ひとりと一体となって学習を進めます。
そこでいつも大切にしているのが、「向上心」と「競争心」。
「今のままではいけない」・「より良く生きていきたい」・「障害に負けたくない」など、言葉の表現はそれぞれに違うのですが、その根底にあるのが「向上心」や「競争心」。これらが目標達成のための原動力となっていることは、私の経験上言えることです。
誰かが働き口を探してくれるだろうとか、周りが助けてくれるだろうなどと思って自己研鑽を怠っては、自分自身のスキルアップは出来ません。また、集団で足並みを揃えて社会に保障を求めても、その後に職場で生き残っていく力がなければ、職場定着など到底出来ない話です。
9月は障害者雇用推進月間でもあり、スクールのお客さま達がそれぞれの思いを胸に、今まで勉強し身につけてきたスキルを背景に就職に挑んでいます。企業の中での限られた障害者雇用枠は、他の応募者と競争して勝ち取らない限り入り込むことはできません。また、採用されたとしても職場の一員として認められるようになるには、周りに面倒ばかりをかけているわけにもいきません。役に立たなければ自然と職場に居づらくなり、結果として続かなくなってしまいます。
就労を通じて社会参加をしたければ、「なにくそ!負けるものか!」の精神で、競争を意識した自己研鑽をしていくことをお勧めしたいと思います。企業は、まさに競争の場で、全員が一等賞になれる場所では無いのですから。
次回は、少し趣向を変えて、スクールに通っておられる全盲のプログラマーについてご紹介したいと思います。
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