
昨日と一昨日は、NECラーニングさんでの講座のお手伝いで、一日中出かけておりました。
2日間ほとんど立ちっぱなしだったので、冷え込んだ今朝は、やや腰痛気味。
ひしひしと、肉体の衰えを感じる朝でした。
皆様も、お身体は大切にどうぞ。
さて、今日は今日とで、「葛飾区中途失聴・難聴者の会」の会合に参加してきました。
この会は、ほとんどが高齢者すので、皆さんの子供くらいの年齢の私は、いつも謙虚に勉強させていただいています。
4月から障害者自立支援法も本格的に運用されることになり、これまで中途失聴・難聴者が利用していた「要約筆記派遣事業」(文字による情報保障)も例外なく、東京都から葛飾区に移管されることになりました。
私たちでは、この「要約筆記派遣事業」も含めて、葛飾区の福祉政策について事前に区役所側から意見照会を受けていたこともあり、1月に「要望書」として利用者からの声をあげていました。
その声が反映されてか、葛飾区に移管後も東京都で行っていた事業と同様に、個人及び当事者団体における要約筆記の派遣は、継続して無料で利用できることになりました。
手話のできない難聴者や、人生の途中で聞こえを失ってしまった中途失聴者にとっては、音声会話からも手話からも孤立してしまい、日常生活に支障をきたしてしまうことがあります。
病院に行っても、医者の声が聞こえるわけでなし、受付で呼ばれても聞こえるでなし、まぁ不便なことは沢山あるのです。(^。^;)
そこで、こうした病院にかかる時などは、横で医者等の話す言葉を要約して次々に文字にして表してくれる補助者が必要になってきます。
なにしろレントゲンを撮影するのに「息を吸ってぇ~!」と言われてもわかりませんしね。
特に命に関わる問題については、深刻なんです。
そうした日常的なものから、職場における労働問題や裁判など、財産に関わる問題にも、常にコミュニケーションの出来ない障害がつきまといます。
中途失聴・難聴者からすれば、本当なら四六時中横に居て欲しいくらいの補助者なのですが、残念ながらそう贅沢も言っていられません。
限りある財政の中から、それでも1か月に20時間までは公費で補助をしてくれるというのですから、ありがたいものです。
しかしながら私自身は、こうした補助もいわゆる「既得権」のようにいつまでもしがみつくものでもなく、困っているときにありがたく利用をさせていただく分、何らかの代替手段を見つけて、早く自立していかれる方策を見い出だしてくことも大切だと思っています。
出来れば、そうした補助を受けずに生活できるようにしていきたいものです。
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こんにちは!石井です。
>手話のできない難聴者や、人生の途中で聞こえを失ってしまった中途失聴者にとっては、音声会話からも手話からも孤立してしまい
なるほどー。大変なものですね。
前にも申し上げましたが今日のようなお話をうかがうと身近に障害がある方がいない自分にもその立場というものが少しわかります。
ありがとうございます!
いつもお世話になっております。
>身近に障害がある方がいない自分にもその立場というものが少しわかります。
そうおっしゃっていただけると、私も嬉しく思います。
少しずつでも、理解の輪を広げていかれるように微力ながら続けていきたいと思っております。
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