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本から受ける衝撃 

手話と字幕で放映|かがやき手話ニュース

たまにあります。

本を読んでいるうちに、その活字がドドンと飛び出してきて自分の目の前に立ちはだかるような衝撃が。

これも読書の醍醐味とでも言うのでしょうか、ここ数日はそうした衝撃を与えてくれる本との格闘が続いています。

「うーん・・・そう来たか・・・」
「むむむ・・・」

また、いろいろな本を読み進めていくうちに、15年ほど前に読んで「わかったつもり」になっていた本が、全く新鮮に読めて新しい発見をさせてくれることもしばしば。

経験をしてみないと、実際には本に書いてある真意がわからないということが次々と思い知らされると同時に、わかったつもりで生きてきたことに恥ずかしささえ覚えさせられます。

何が言いたいかと申しますと、サラリーマン時代に読んだ本ですが、独立してから経験したものに当てはめて考え直してみると、驚くほどにつながってくる感動を覚えたのです。

ところでここ4~5年は、「四書」「五経」といわれる大昔の中国の古典に関するものを好んで読むようにしています。

たまに説教くさいことを言うのは、多分にその影響があるのだと思います。
また、私自身お調子者のところがありますので、実際には身についていないくせに、受け売りで言っているところもあるでしょうし、間違った理解をしていることも、自分自身で勉強中の事もあろうかと思います。

もちろん中国の古典など私の力では到底読めませんので、それらをわかりやすく解説したものばかりです。

ところが5年前に読んで理解したつもりでも、今読んでみると全く新しい感動があるわけです。

あるいはもっと言えば、世の中で優秀とされている人物やその手法が、みな根本では同じなのだということも、経験と合わせて考えていくと、どんどんつながってくるから面白いものです。

ただ、今感動したものでさえ、恐らくまた5年後になると同じ本でもまったく新鮮に見えるのだろうと思います。

つくづく「わかったつもり」で生きている自分が、心底恥ずかしくなりますね。
しかも45歳を過ぎていっぱしの大人づらをしていたのですから、顔から火が出そうです。

まだ、てんで未熟者だったわけです。

聞こえない分、目で見えるもので補いながら学ぼうとは思っていましたが、「見落としている」ことに気がつくまでに、大分時間がかかるものだということもわかってきたような気がしています。

うーん・・・

かつて30歳で鼻息の荒かった私に、恩師でもある当時の上司に勧められて読んだ本で、「仕事研究集団の育て方」。

今となっては絶版になってしまったようですが、ちょっと大げさに言うと「四書」「五経」などの教えが、きちんと身近なところで実践しやすく、現代版に書き換えられているような本だと改めて思いました。

どちらかというと、もっと後に出てくる王陽明の「知行合一」あるいは「致良知」といったところでしょうか。

そうだとするとその先に目指すものが、なんとなく見えてくる感じがします。

さらに有名なトヨタの「見える化」も、その「心」はさして変わらないような気がしてきました。

こうした「手法」というものは、枝葉の見せ方として、その時代や環境・対象となる人に合わせて解説の仕方を変えているだけのような気もしています。

上司に勧められて読んだ本も、上っ面のテクニックだけを真似て「わかったような気になっていた」ことに気づけたのは、この頃の収穫でもあります。

ま、多分、、これからも様々なことを「わかったつもり」で恥を晒して生きていくのでしょうが、「はっ!」と気づける瞬間を楽しみに、せいぜい勉強を続けたいと思っています。


【関連する過去の話題】
http://kagayaki.blog13.fc2.com/blog-entry-299.html
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今日もまた、いままでいまひとつピンと来なかった「易経」について、わかりやすそうな本を手に入れましたので、じっくり味わってみたいと思います。

今日は、ちょっと取りとめの無い話ですみませんでした。

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[2007/02/16 14:46] ひとりごと | TB(0) | CM(2)

自分も

こんにちは!石井です。

古典、いいですよねー。
とはいえ、自分はそう言えるほど研究しているとはいえませんが…(^_^;)
未熟者なんで自分にとってはとっつきにくい部分がありますが、常に古典は意識して、取り入れやすいところから勉強していきたいと思っています。

「パチンコ社長がおくるサービスの心とマネジメントの知恵」の石井さま、いらっしゃいませ。

いつもお世話になっております。

いえいえ、私も研究などという領域には程遠く、ひたすら学ばせていただいたいるようなものです。

ただ、理解力がイマイチなので、しばらくしてから繰り返し読んでみるなどの工夫をしています。

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