
銀行で両替をするのに、行内に設置してある自動両替機を使うようになってから久しくなりました。
今朝、たまたまウチの経理担当がぼやいていたことなのですが、「両替をしに行っても、お札の向きが揃っていないので、わざわざ向きを直さなくてはならないのが煩わしい。」と。
今では死語になってしまったのかも知れませんが、昔はよく「耳を揃える」と言ったものでした。
元々は、小判などの縁を揃えることを「耳を揃える」といい、このことから金額を過不足なく揃えることに使われた言葉だそうです。
お金は生活の手段として便利なものであり大切なもの。
一円を集めれば十円に、十円は五十円から百円に、百円は千円に、千円は二千円から五千円に、五千円は一万円になります。お金は一円から大切にして、札は裏表上下を揃え、無駄使いをせず、今日一日に感謝すれば良い人生を送れるはずだとも言われていました。
そんなわけで、私は子供の頃からお札はちゃんと向きを揃えて大切にする行為にも「耳を揃える」という言葉で教えられてきました。
銀行がお金を大切にしなくなっては、本末転倒なことだと思います。
要は帳尻が合っていればいいのだろう、などと言って手を抜くような感覚で仕事をしているのなら、どこかで取り返しのつかない事故が起こったとしても、それは「必然」のように思えます。
事故が起きた時に初めて問題のある「体質」に気づいたとしても、正常化していくには時間がかかることでしょう。
私自身は、たとえ耳が聞こえなくても「耳を揃える」くらいのことは、経済の中で生きる者の最低限のたしなみとして大切にしていきたいと思っています。
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益田さん、こんにちは^^
私も全くの同感です!!
当社も必ずお金の向きは揃える様に
社員には指導しています。
本来なら会社で教えることではなく、
各家庭で教わってきていただきたいんですが・・・。
私もそれぐらい大事な事だと思うんですよね・・・。
[2007/02/08 13:09]
yamani
[
編集 ]
いつもお世話になっております。
>本来なら会社で教えることではなく、
各家庭で教わってきていただきたいんですが・・・。
同感です。
自分自身で教育せず学校にまかせっきりで、挙句の果てに自分の責任まで学校や社会に転嫁しても平気な親が増えているようですね。
箸の持ち方程度はやっと教えられても、茶碗の持ち方すら教えられない親が多い中、「耳を揃える」なんて教えられる親はもっと少ないと思います。
しかしながら、私はそれで良いとは思っていません。
出来るところからでも、しっかりと教えていきたいと思っております。
こんにちは!石井です。
今日のお話、同感です。
自分もお金を財布にしまうとき、人に手渡すとき向きを揃えています。
JRのスイカをチャージするときや、ATMでお金を下ろすときなど、揃ってないので面倒です。
>一円を集めれば十円に、十円は五十円から百円に、百円は千円に、千円は二千円から五千円に、五千円は一万円になります
こちらもほんとにそうだと思っております。
いつもお世話になっております。
>JRのスイカをチャージするときや、ATMでお金を下ろすときなど、揃ってないので面倒です。
えー!
そうなんですか。
私、最近ATM使わないので、世間に疎くなってきているようです。(やばい)
機械任せにするのも良いのですが、その辺の気遣いというか、お金のありがたみを感じなくなってしまうようでは困りものだと思います。
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