
今日は葛飾区にある「地域福祉・障害者センター(ウェルピアかつしか)」に行って来ました。
同センター主催の「中途失聴・難聴者の集い」に参加するためです。
この「中途失聴・難聴者の集い」は、難聴や中途失聴といった日常生活で孤独や疎外感などを感じ、悩める区内の中途失聴者や難聴者を掘り起こして同障の仲間との交流を通じて社会参加を促進していく目的に、昨年から開催されたものです。
同センターで開催される「集い」は、毎月1回開催され年次毎にメンバーが入れ替わっています。
私はその1回目のメンバーとして、2年目のメンバーたちとの交流会に出席してきたわけです。
人生の途中で聞えを失った人や難聴の人は、音声での会話は勿論のこと手話での会話も困難な人がほとんどです。
そうした人達の集まりに欠かせないのが、「要約筆記」と呼ばれる「情報保障」手段です。

「要約筆記」とは、音声で話している内容を要約し、話の内容を人力で次々にOHPに映し出していくリアルタイムな字幕のようなものだと思っていただいて間違いはないと思います。
この「要約筆記」には、パソコンを使って文字を入力するものもありますが、今のところはグループを組んでOHPに手で書き込んでいくスタイルのものが多いようです。
要約筆記は、聞えない人や聞えにくい人のためにその場で音声を文字に変えていくわけですが、どんなに頑張っても人間の話し言葉には追いつけません。
(もっとも全て追いついたとしても、それを文字にしたところで読むほうが追いつかないという問題もありますが。)
そうした時に、話の内容を的確に要約して伝える技術がモノをいいますし、リアルタイムでスムーズに話を伝えていくには、写真のような「略語」を使うなどの工夫がされています。

「聞えない人=手話」というように思っておらる方もいらっしゃることとは思いますが、手話を理解できる「聞えない人」というのは実際には少数なんですね。
私の知人で、
市販されているDVDに字幕をつける活動を推進している人が居ます。
企業が組織だって活動を推進してくれている上、利用者無料で提供してくれている有難いサービスだと思います。
こうした「文字による情報」は、高齢者が増えるにつれてもっと必要なものとされてくることと思います。
インターネット上の動画なども、ぜひとも字幕をセットでアップするなどの動きが広まれば良いな、と思っているこの頃です。
ま、もっとも普段の生活の中で、フツーに筆談が出来るようになることも、暮らしやすい地域づくりにつながってくるのかな、など、色々なことを考えてきた一日でした。
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こんにちは!石井です。
この「要約筆記」はちょっと興味があります。
以前にもお話したかもしれませんが、自分はセミナーなどで講師が話しているのを聞き取って、資料にするのが好きなんです。
それを参加しなかった人にあげると、けっこう喜ばれたりするので。
この要約筆記にもチャレンジしてみたいような気もしますね。
いつもお世話になっております。
>自分はセミナーなどで講師が話しているのを聞き取って、資料にするのが好きなんです。
ええ、伺いましたとも。(^○^)
これって、私が尊敬する恩師のしていることと同じなので、とても嬉しく思いました。
石井さんの優れているところって、こういったことを地道になさっているからこそと思います。
私の恩師は、その講演録をいまでもメールで送ってくれていますので助かっています。
要約筆記、やってみませんか?(^○^)
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