かがやきパソコンスクールでは、はるばる福岡から来られた女性ろう者の方が、今週一週間の泊まりこみでレッスンを始めています。
以前スクールに通っておられた方のご紹介だそうで、先週末にお問い合わせがあったかと思ったら、今週から即レッスン開始。
その行動力には、私もびっくりしました。
私どものスクールでは、遠方からお越しのお客さまには近所のビジネスホテルなどを手配するサービスもしております。
その中で、スクールのすぐ目と鼻の先にある「
ホテルパインヒル綾瀬」さんのお話です。
パインヒルさんは、以前からリーズナブルな料金で美味しい料理が楽しめることから
レストランを利用させていただいていたのですが、たまたま今回初めて宿泊でも利用させていただくことにしました。
目の前のホテルなのに、なんで利用しなかったのか今思えば不思議なものです。
多分、レストランのほうのイメージが強かったからかも知れません。
思いつかなかったのですね。(^。^;)
それはさておき・・・
私どもで福岡から見えるお客さまに代わって、1週間分の申し込みをさせていただいたわけです。
「聞えない人が泊まります」ということは伝えてあったのですが、チェックイン時などは、手話通訳をつけて伺うことにしていました。
ところが実際にチェックインする前に、別の用事で私がホテル行った時のこと。
支配人さんから1枚のプリントを渡されました。
そのプリントには、宿泊予定のお客さまの名前あてに、手紙のような形でホテルの案内が書いてありました。
これは有難いことだと、嬉しく思ったものでした。
そこで気になるのは、聞えない人が宿泊している時に万が一火災などが発生した時等、非常時の連絡方法などですが、そこもきちんと書いてありました。
「又、万が一でございますが、火災、地震等の天災時、緊急な場合は、フロントスタッフにてお部屋を開けさせていただきますのでご了承いただきます様お願い申し上げます。」
このホテルには各部屋に災害を知らせる電光掲示板や聴覚障害者向けの回転式のライトのようなものはありません。
しかしながら、聞えない人が安心して宿泊できるように自分たちで出来ることを工夫している点がポイントだと思いました。
むしろ、電光掲示板で災害を知らせるので勝手に逃げてくださいといわれるよりも、ホテルの人が駆けつけて誘導してくれるほうが、私としては安心です。
例えその時に寝ていようが、裸で居ようが災害などの緊急時にガバッとドアを開けて入られたところで命には変えられませんから、当然ウェルカムですよ。
災害時のバリアフリーを振動式の腕時計のような装置や電光掲示板のような一見便利と思われる機器に頼らずとも、このホテルのようにちょっとした気遣いがあれば、安心して利用できるものと思います。
サービスを提供する側だって、いつ利用するかわからないお客さんのために大きな設備投資をするといったことは、やっぱり無視できない負担になろうかと思います。
それよりも、自分たちがお客さまにして差し上げられることは何かといったことを日ごろから考えて工夫していったほうが、ローコストでもお客さまに喜ばれるお店づくりができてくることと思います。
私はどちらかというとハイテクで便利な機器に頼ったサービスよりも、人の温もりが肌で感じられるサービスのほうが好きですね。
他人任せや機械任せにせず、自分自身でやる気さえ出せば、お互いにもっと気持ち良く過ごせるようになってくるのかな、などと思った場面でした。
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そうですね。
こんなちょっとした気遣いのできるホテルって、
普通にとまっても、快適にすごせそうでいいですね。
ホスピタリティーを感じます。
特別に設備投資するだけが、サービスではないですね。
人から聞いた話ですけど、ある人が、レストランに行ったとき、お店の人にちょっと尋ね事をしたんです。お店の人はすぐお返事をせず、まず、ゆっくり食事をとってもらい、食事をしている間に、メモがきだけど、用意をしてくれて、食事が終わった頃に、そのメモをくださったことがあったそうです。
その人は、そのレストランに足を運んだついでに、その近所のあるところに、ついでに行きたいと思うのだけど、どういったらいいのか分からないので、ちょっと、尋ねただけなんだけど・・・。
温かい気遣いって、本当に嬉しいですよね。
良いお手本について、真摯な視点から教えていただくと、鏡になって自分の問題点が見えます

身に積まされるなー・・

って思いました(苦笑)。いつもステキな情報をありがとうございます。勉強になります

と思いました。
私もホテルを利用したとき、もし地震や火事があったらどうしたらいいんだろうって不安でした。チェックアウトするまでその不安は無くならなかったのを思い出しました。
次に上京する際は、そういったところもホテル選びのポイントにしたいです。
それと、福岡からのお客様の行動力が羨ましく思えました。「やる気がある人を応援する」と以前、益田さんがおっしゃっていましたよね。受講されるかたも、スクールの皆様も頑張ってください!
[2006/09/13 07:38]
えみ
[
編集 ]
こんにちは!石井です。
またまた興味深いお話、ありがとうございます。
ほんとにそうです。
「気遣いが先、設備投資は後(あと)」ですね。
こういう気遣いができるホテルが設備投資を行なえば、それが充分に生かせるはずです。
いつもお世話になっております。
>特別に設備投資するだけが、サービスではないですね。
そうそう、そうなんです。
勿論、設備で解決できることもあるのですが、そうしたことだけに頼っていては心の通ったサービスは期待できませんものね。
もっとも、わざわざ作ったバリアフリーな設備を壊してしまったホテルもありましたが・・・
レストランのお話も、勉強になりました。
結局みんな人の中で生きているわけですから、心遣いは大切にしたいものですよね。(^O^)
ありがとうございました。
いつもお世話になっております。
いやぁ~
いつもながらの格別なお褒めのお言葉。
嬉しさ半分、ちょっと照れてしまいます。
と、言いつつ充分舞い上がっておりますが・・・
良いお手本といえば、このホテルの対応は良いお手本の1つだと思います。
出来ることからでもやろうとしている姿勢には、とても好感が持てます。
いつもお世話になっております。
>もし地震や火事があったらどうしたらいいんだろうって不安でした。
そうそう。
これなんですよね。
便利といわれる機器が教えてくれるより、「いざとなったらすぐ参上!」のほうが、安心感が全く違いますものね。
>福岡からのお客様の行動力が羨ましく思えました
(⌒▽⌒)アハハ!
えみさまも、どうぞご利用くださいませ。
その親切なホテルもご利用いただけます。
って、商売モードになってしまいました。
>やる気がある人を応援する
そうなんです。
お互いに刺激をし合って成長していかれる環境って、楽しいものですよ。(^O^)
>受講されるかたも、スクールの皆様も頑張ってください!
ありがとうございます。
このメッセージ、本日スクールで紹介させていただきました。(^O^)/
いつもお世話になっております。
>こういう気遣いができるホテルが設備投資を行なえば、それが充分に生かせるはずです。
そうですよね。
そこがポイントですよね。
仏作って魂入れずでは、本末転倒な感じですものね。
他人任せ・モノ任せの中では、良いサービスは生まれないように思っております。
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