ろう学校からの社会体験実習生 

昨日と今日の2日間。
とある「ろう学校」の女生徒さんを、社会体験実習ということでお預かりしています。

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いや、正確にいうと今年卒業されたので、「ろう学校の生徒さんだった方」ということになります。

彼女はろう学校を卒業して食品会社に就職をしたものの、職場に適応できずに会社を休んでいるそうです。

そうした彼女を心配し、進路指導の先生が卒業後もこうしたケアを行っているそうです。

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彼女自身が就職した会社はとても心の広い会社で、彼女が無断欠勤をしようとも、いつまでも戻ってくるのを待っていてくれているそうです。

彼女が職場で与えられた仕事は、ふきんなどの洗濯だそうです。
会社に行かなくなった理由としては、「腰が痛い」「洗濯はつまらない」といったことだそうです。

勤怠に関しても、会社への報告・連絡・相談をしていないそうで、みなろう学校の進路指導の先生が間に入って企業を訪問し、頭をさげてきているそうです。

また、彼女は何故か事務職を希望しだし、進路指導の先生に転職したい旨も伝えたそうです。

そこで「そんなに世の中は甘くないよ」というところで、私のスクールで事務職の体験実習をさせて欲しいとのご依頼を受けたものです。

その彼女。
素直で良い子なのですが・・・
しかしなんと申しましょうか、残念ながら初日から社会適応能力の未熟さが目立っており、正直に申し上げて就職などそもそもおぼつかない方のように思えました。

封筒の宛名書きの仕方もわからず、たった8通のあて先へ送る封筒を作成するのに、30枚の封筒を無駄にしてしまうありさま。

こうしたことはまだまだあるのですが、学校を卒業するまでに一般的な子が身につけておくべき社会性が、どうやら足りないようです。

気の毒ではありますが、今回ばかりはきっぱりと「ダメ印」を出して、今も待ってくれている会社に復帰させる方向で、意識付けを図っているところです。

以前ご紹介させていただいた、聴覚障害者の発展的な社会参加のステップで言えば、まだまだ第2ステップにさしかかったあたりなのでしょう。

しかしながら、時間だけは待ってはくれません。
彼女も例外なく、日1日と歳を重ねていくのです。

今は、それでも雇ってくれるという会社で働かせてもらいながら、少しずつでも社会性を身につけて幸せな生活をつかんでいって欲しいと願うだけです。

本日の夕方には、彼女にはっきりと「ダメ出し」の引導を渡さなければならないので、ちょっと辛い思いです。


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[2006/05/31 11:25] スクール情報 | TB(0) | CM(14)

貴重です

 トヨタで 受け入れた女性を思い出します。
その子は 仕事にも前向きで 一生懸命だったのですが・・
あるとき 体調が崩れたのです。
生理がすごく大変だったんですね。
1日は休むのですが 2日目もつらい 
そのうち 体調を崩している事を 皆がいろいろ言っているんじゃないかと
思い始めます。
職場に溶け込んでいるようでも 相談できる友達は やはり同じ耳に障害を持った仲間でした。
彼女の場合は 全く聞こえないわけではなく ゆっくりしゃべれば会話も可能なのですが・・・
 そのうち いろいろな職場から誘われる彼女に 障害を持った友達がやきもちを焼き始めます。
あるときから一人で食事をするようになってしまっていました。
もともと負けん気の強い子でしたから 仕事は良く出来たのですが
体調の事も含めて 完璧でないときがすまなくなってしまいます。
見返してやるって そう思ったのでしょうか?

 そうやって 自分を追い詰めていく人もいて 彼女らの就職って 回りも 本人も 
相応に大変な事を知ったのです。

考えさせられる

こんにちは!石井です。

これは考えさせられるお話です。
やはり、成人した人は「自己責任」というのが基本になると思いますが、我々まわりの年配者が導く責任も感じます。
子どもや若い層の問題に対して、「最近の若者は…」みたいになるのではなく、彼らを導く大人は何をしなかればならないのかを考え、少しでも実行していきたいとあらためて思いました。
(わたなべたかこさんのブログの記事と関連しますね)

益田さん、こんにちは。
仕事が面白くないから・・・という理由で無断欠勤をしてしまうのはやはり頂けませんね・・・。
それでも彼女を待っていてくれる会社の心に広さに感心です。
人の好意を無駄にすることのないよう、なんとか彼女が社会に適応できるようになることを祈ってます。
[2006/06/01 22:35] 麗花 [ 編集 ]

ん~…、聞こえる聞こえない関係なしで、やっぱ性格とかが一番大きいんだろうな、と思いますが、とかく障害をもつ人間が我が儘を振るうと「やっぱり障害者だから」というレッテルを貼られることが多々あるようです。偏見と差別ですが、実際障害があるというのに甘えてる方も居るようなので(親御さんが異様に過保護だったりとか…友人にいますよやっぱ)、難しいというか何というか…。
[2006/06/02 15:02] かりっこ [ 編集 ]

社会適応能力とは、難しいですね。
人間関係や、一般知識、自分もまだまだです。
「ダメ印」つけるのはつらいとおもいますが。
その方がもっと前向きに仕事に取り組めるようなきっかけになったらいいですね。
[2006/06/02 23:27] ばぁでぃ [ 編集 ]

聴覚障害者の職場定着は本当に難しいですね。

新卒採用で聴覚障害者が入ってきて、最初は欠勤の連絡をしていましたが、その後、無断欠勤状態になり、上司から確認してみると、体調が悪いからと、曖昧な答えでした。
1週間以上、長期に渡り、欠勤するようであれば、医者の診断書が必要なのですが、診断書を提出することもなく、最終的には自ら、会社を辞めたいと言ってきました。

安易な気持ちで会社に入ったり、辞めたりされては、非常に迷惑な話です。
職場でのコミュニケーションがうまくいかないとか、仕事が合わないという問題ではなく、本人の就労意識が未熟なのです。

他にも、自ら自己研鑽することもなく、仕事が貰えないと不満を軽々しく、上司に言う人がいるのですが、自覚が足りないことに気付いていないので、どうしたものか。

始業時間までに連絡をせず、朝10時頃になって今、起きたから、今日は休みますと連絡すれば、問題ないと考えている人もいます。

勤務時間中に、ビルの中の喫茶店で、毎日30分以上も堂々と、デートしている人がいるのですが、息抜きにも程があると思いませんか?

この状況を打破するには、聴覚障害者の聴覚障害者による聴覚障害者のための職業訓練施設を作るしかないでしょう。益田校長殿、大いに期待しておりますので、是非とも検討して下さいませ。
[2006/06/03 00:32] けんけん [ 編集 ]

身につまされます

ずっきんさん、ご無沙汰しております。
今回のお話、身につまされます。
聴覚障害者に限らず、障害のある方は、それまでの環境によって、就労意識が身についてない場合があるということを、今の会社で肌で体験しました。
この場合、しっかり「ダメ印」を押す、ずっきんさんの姿勢に拍手です。
彼女も、そのダメ印を謙虚に受け止めて、成長していってくれたらうれしいですね。

ほかにも、聴覚に障害のある方で、すごくやる気も才能もあるし、周囲の理解もあるんだけど、やっぱりストレスがたまりやすくて休みがちになってしまうパターンもあります。そういうときは、あせらず、慣れるのを待ちたいなって思っています。
[2006/06/03 10:25] ゆりっぺ [ 編集 ]

いい会社ってどんなだろう acb さま、いらっしゃいませ。

お久しぶりです。
いつもお世話になっております。
以前も、トヨタでご一緒だった聴覚障害の女性のことを話されておられましたね。

>彼女らの就職って 回りも 本人も相応に大変な事を知ったのです。

確かに、すんなりという事は少ないようです。

聞こえない人の場合は、基本的に「見えたもの」にしか反応できませんので、「見える情報」をどれだけ多く摂取し租借し、自分のものにしてきたかどうかによって差がついています。

そうした訓練を早いうちから親が一緒になって取り組んだ家庭の子供は、その多くの場合社会でも立派に活躍しているようです。

私がこれまでであった聴覚障害者の中でもしっかりと社会で活躍している人の多くは、「親が厳しかった」と言っています。

親の責任も大きいと思っております。

貴重なご体験談を、ありがとうございました。

「パチンコ社長がおくるサービスの心とマネジメントの知恵」 石井道夫さま、いらっしゃいませ

いつもお世話になっております。

ろう学校の先生からいただいたメールに、こんなことが書いてありました。

今回お預かりした女の子は、前日に別の会社(大企業)でも体験実習をしてきたそうです。

昨日●●(会社名)さんで実習をさせて頂きました。
ろう学校の教育に足りないものは?
という質問をしたところ、
危機感、社会常識、自分の本当の力を知る、競争心、
社会状況…

特に、危機感を持たせる指導が足りないと言われました。


危機感。
確かに、そのように思えます。

ろう学校は、聞こえない人同士が学ぶところですから、居心地が良いという話も聞きます。
聴者にいじめられることもなければ、学校の成績や運動能力を比べられるわけでも無いそうです。

そうした環境から、危機感を持ったり競争心を育てるというのも、仕組みから言って無理があるかもしれません。

庇護されて育ってしまったら「自己責任」という感覚も育ちにくいかもしれませんね。

もちろん、ろう学校を卒業して立派に社会で活躍している人も沢山います。

そうした先輩たちとふれあい、子供たちが学べる機会を作るのも1つの手かと思ったりもしています。

麗花さま、いらっしゃいませ。

いつもお世話になっております。

>仕事が面白くないから・・・という理由で無断欠勤をしてしまうのはやはり頂けませんね・・・。

そりゃ、社会常識というようなものですものね。
どこの職場でも、歓迎されないことだと思います。
しかし、こうした常識的なことであっても、簡単に逃げてしまうのでは、社会に出て働くことも難しいですよね。

>それでも彼女を待っていてくれる会社の心に広さに感心です。

後で聞いた話ですが、ろう学校の先生がその会社に謝りに出かけて、なんとか条件つきで再度のチャンスをいただいたとか。

そこまで学校の先生の手を煩わしても、本人はケロっとしておりましたとのこと。

社会に出るためには、まだまだ修行が必要だと思いますが、日1日と歳をとっていくのですから、早くに危機感を持って勉強をしてもらいたいものです。

かりっこさま、いらっしゃいませ。

いつもお世話になっております。

>親御さんが異様に過保護だったりとか…

これは私もよく見かけます。
親御さんにしてみれば、なんでウチだけこんなにかわいそうな目に遭っているのかと思われているのかもしれませんが・・・

ろう学校や養護学校に対して、自分たちの親の責任はさておき要求することばかりをしている人もいるようです。

それを聞く学校側も、どうしたものだか・・・
教育のプロが、シロウトの意見を聞いて実行するというちょっといびつとも思える構図が見え隠れしているように感じています。

その結果、どうもサービス業になっているような気がしてならないのです。

学校って、もっと威厳のあるところだったと思うのですが、今の時代は違うのでしょうかねぇ。

親と学校が一緒になって、甘えの環境を作ってしまっては、何も解決しないと思います。

ばぁでぃさま、いらっしゃいませ

いつもお世話になっております。

>人間関係や、一般知識、自分もまだまだです。

いやぁ~。
レベルが違いますよぉ~。(^。^;)

ただ、人生みな勉強ですものね。
私もがんばります。

>「ダメ印」つけるのはつらいとおもいますが。
その方がもっと前向きに仕事に取り組めるようなきっかけになったらいいですね。

ありがとうございます。
そうですね。
その時には、彼女も頑張ると力を入れてその気になるのですが、このモチベーションがいつまで持つかはわかりません。

またぬるま湯のような生活に戻れば、またそこに染まってしまうような気がしてならないのです。

そうならないで欲しいのですが・・・

けんけんさま、いらっしゃいませ。

ようこそお越しくださいました。
また、ご自身のご体験を交えた内容の濃いコメントをくださいまして、ありがとうございました。

だいぶ困った方と、ご一緒されておられたのですね。

>安易な気持ちで会社に入ったり、辞めたりされては、非常に迷惑な話です。

私も同感です。

>本人の就労意識が未熟なのです。

ずばりそこなのでしょう。
私も、強く感じているところがあります。
上のほうのコメントの中で、ろう学校の先生が他の企業から指摘を受けた点も同様ですね。

>この状況を打破するには、聴覚障害者の聴覚障害者による聴覚障害者のための職業訓練施設を作るしかないでしょう。益田校長殿、大いに期待しておりますので、是非とも検討して下さいませ。

大いに期待でございますか。(^。^;)
ありがとうございます。
私はまだまだ力不足で、どこまで出来るかはわかりませんが、少しずつでも前進させていただきたいと思います。

ありがとうございました。

ゆりっぺさま、いらっしゃいませ。

お久しぶりですね。(^O^)
お元気そうで、なによりです。

>障害のある方は、それまでの環境によって、就労意識が身についてない場合があるということを、今の会社で肌で体験しました。

そうでしょうね。
特に御社の場合は、特例子会社ですから嫌でも毎日目の当たりにされることでしょう。

今まで守られて来ていた人たちが、特段の訓練もうけずに世に出てしまったということでしょうか。

上のコメントで「けんけん」さんのおっしゃるように、きちっとした職業訓練をする場所も必要なのでしょう。

最近では、せっかく障害者にも就職の間口が広がってきたのですが、ここで雇い主の企業に痛い思いをさせるか、思ったよりやるじゃないかと喜ばれるかが、その後の就労機会の拡縮にもつながってくるのかとも思います。

今、会社で働いている障害者の方は、特に後続に道が出来るように頑張って欲しいものです。

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