本日午後から、東京の箱崎にあるIBMさんで開催された「アクセシビリティーフォーラム2005」に参加してきました。

さすがは世界のIBMさん。
すごく立派な建物。
しかもビルの前にはタクシープールまであるし・・・
午後のフォーラムは、13:30から開始。
そこに、30分の遅刻で入場。(^^;;

講演の最中は、展示会場も人影がほとんどありません。
※写真は携帯電話カメラで撮影しましたので、あんまりキレイじゃありません。ごめんなさい。
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講演会場に入ると、そのまま聴覚障害者用の席へ案内されました。
会場のスクリーンのすぐ前です。

2台のスクリーンに同じものを映し、左右どちらの席に座っても見ることができるように配慮されていました。
聴覚障害者用の席の目の前には、手話通訳とパソコン要約筆記が用意されていました。

手話による同時通訳も良いのですが、スクリーンに映し出された資料に目をやるうちに、話が飛んでしまうことがあります。
そうした時に役立つのが、要約筆記です。
前に話した内容も多少は画面上に残っていますから、話がとぎれずに見ることができます。
さすがは、アクセシビリティーフォーラム。
フォーラムの話題はいくつかあったのですが、大学におけるアクセシビリティが非常に遅れているという話には、ちょっと衝撃を受けました。
大学で障害を持った学生に対するガイダンスをホームページ上で公開している大学は、私立大学で6校、国公立大学では皆無に等しいという調査結果でした。
アクセシビリティの先進国であるアメリカでは、法律によりアクセシビリティを義務付けているそうです。
日本はまだまだなのですね。
少しずつでも良いので、こうしたIBMさんのような活動が広がっていくと良いと思います。
そのIBMさんのアクセシビリティに対する取り組みにも、大変興味深いものがありました。
2004年の株主総会では、トップが株主に対しこのように語られたそうです。
さっさとメモしたのですが、間違えていたらすみません。
「社会貢献活動から始まったアクセシビリティの取り組みも、今やお客さまの要求に基づくビジネス変革運動のひとつです」と。
アクセシビリティは、これまで社会貢献であるという捉え方をされていましたが、これらを積極的にビジネスとして新しい展開をしていこうというものです。
IBMさんもソニーさんも、CSR(企業の社会的責任)を行っていない会社からは、何も調達しないそうですね。
今後こうした大企業や官公省庁が増えてくることと思われます。
時代を先取りしたビジネスを考えていかないと、生き残りも大変なことになりそうです。
特に高齢者などは重要顧客と捉えて、今からアクセシビリティに取り組んでおかれることをお勧めしたいと思います。
さて、講演の合間の休憩時間には、展示スペースも黒山の人だかり?

ここでは、IBMさんと協力しながらアクセシビリティに取り組んでいる数少ない大学の活動も紹介されています。

広島大学の取り組み

長野大学の取り組み
ほかには、字幕製作システムなるものの展示もあり、ちょっと興味を持ってしまいました。

最後に、アクセシビリティの歴史とIBMさんの取り組みについて展示されていたものを紹介します。

これからのアクセシビリティは、マーケット主導型に移行していくでしょう。
出来るところから、我々の手で改善していきましょう。
「おたくのアクセシビリティは?」
お客さまがお店を選ぶ1つの基準になる日も、そう遠くは無いような気がしています。
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なるほど。
「アクセシビリティ」って結構奥が
深いのですね。とても勉強になりました。
それにしても益田さんのブログが、
社長ランキングで5位にまた順調に
上がってきましたね。やったー!!
これからも応援しております(^0^)!!
[2005/11/25 09:33]
Specialweek
[
編集 ]
おお!
応援してくださって、ありがとうございました。
5位・・・そうですね。
もっちぃ効果で上がったのでしょうか、私自身も驚いています。(^^;;
応援してくださる方々のためにも、頑張って続けていきたいと思います。
今後とも、そうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
そうそう、本日はお世話になりました。
ねぎしさん
あらかわさん
わださん
お忙しいところを、いろいろとお気遣いくださいまして、ありがとうございました。
この場を借りて、御礼申し上げます。
またお会いしましょう。(^○^)
はじめまして、ブログの管理者用お知らせのコメントから跳んで来ました。
偶然にもわたしはろう学校で勤務していまして、でもまだ勤務歴は短いので、知らない事も多いのですが……。
「アクセシビリティフォーラム」というのがある事もしりませんでした。
大学での遅れ‥‥そうなのかも知れません。ろう学校高等部または専攻科を卒業して4年生大学に通う生徒は機材や通訳師よりも、仲のよい友だちに助けられている事が多いようです。ノートを見せてもらったり、分からなかった事を聞いたり。
でも、大学を目指している生徒は、不安が一杯です。
学習についていけるだろうか、助けてくれる友だちはできるだろうか‥‥。
もっともっと大学や一般の講習会とかでも、「こういうアクセシビリティを導入しています!」という所が増えれば安心して目指せるのになァって思いました。
そして、ビジネス‥‥そうですね、案外ビジネスと考えた方が発展が早いかも知れないですね。
エスカレーターやエレベーター、音声付き信号、自動ドア、携帯メール‥‥‥
「障害者に優しい」ということは、「全ての人にとって優しい」システムですものね。
初めまして。
ろう学校の先生をなさっておられるのですね。
そうしたご関係の方からのメッセージは、とても嬉しく思います。
私のスクールにも大学生のお客さまも少なくないのですが、皆さん情報保障にはそれぞれご苦労されています。
大学生でしたら、まだ情報保障の道も多少はあるのですが、専門学校生となるとまったくの自力で対応しなければなりません。
以前、専門学校に通う学生さんから、遠隔で要約筆記をして欲しいとの要望がありましたが、学校側との調整に大分手間取られ、ついには実現しませんでした。
これは、本当に残念なことですし、私の力が及ばず申し訳ない気持ちで一杯です。
広島大学や長野大学のように、誰もが安心して学べる環境が早期に整備されることを祈っております。
私もビジネスの側面から、解決の糸口を探していきたいと思っておりますが、いかんせん小さなことしかできないのが歯がゆいところです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
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[2005/11/25 14:19]
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